新型バンパーセット完成

3年前にJB23Wの他にない美しいバンパーを製作したいと思った。名古屋芸術大学の友人である片岡教授と相談して学生によるコンペ方式で、ジムニーのバンパーを製作してみようと言う事になった。そこそこの作品は出来た。それを製造してみようとということで検討に入った。しかし取り付け方法や量産方法が考慮されていないため、そのままでは製作できないことがわかった。それで、ちょっとガッカリ。

そのことを片岡教授に伝えていたら、忙しい合間を縫って昨年の春にデザインスケッチを描いていくれた。当社の社員の中には、『こんなデザインは嫌いですよ』というものもいたが、私から見れば自動車メーカーレベルの高いデザイン力であることが一目で分かったので、すぐに当社の取引先のFRP屋さんへ依頼する。絵を見て造形を頼むのだ。しかし、2次元がなかなか3次元に変換できない。そこで、片岡教授に厚木の工場まで来て貰い、造形をみて大幅な修正をかける。それでなんとか形になる。スタートから3年、量産試作がやっと完成。フロントのアンダーバンパーも新作だ。これでセットで販売できる。間もなく販売する。こんなパーツでもスタートから販売まで約3年かかる。こうしたジムニーの部品の開発製造は、強い意志が無いと出来ない仕事だ。しかし、このバンパーで他のジムニーショップを圧倒できるデザインを手に入れたと思っている。最初から塗装してあるデザイン(無塗装もあり)で開発したので、黒と銀のツートンがこのバンパーの基本になります。
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