旭川旭山動物園

旭山動物園にいってオランウータン(マレー語で森の人という意味)の食事の模様をみた。檻からでて人口だが森の木を想定した移動だ。餌を自分でとるための移動だ。この展示は、行動展示といい、動くから動物というコンセプトで動物園を運営している。オランウータンを実際に見て驚いたのは、移動にとても時間がかかることだ。高所を移動するには、動物も疲れるのだと良く理解できた。この移動で休息が5回くらい時間で15から20分くらいかかっている。餌を取るのにとても労力がかかるのだ。
これを見て思ったのが、昨年、17年飼っていたケビンという名前の犬が死んだことだ。
ケビンが死ぬ前に、色々なことがあった。散歩に行かないという。次に、逃げ出した。今思うと一人で死のうと思ったのだ。保健所に捜してもらって引き取りに行った。耳が遠くなり、呼んでも応じない。それから、毛が抜けるようになり、肌がみえるようになった。そこへ蠅がたかりウジ虫がわく。虫を追い払えなくなったのだ。アルコール消毒して、ネットを張ったケージにいれる。かたいドッグフードは食べられなくなった。カン詰の肉は食べるので、たべさせた。床ずれができて自分で起き上がれなくなった。水は飲ませると飲んだ。ある日、夢枕にケビンがたった。若いころのケビンで、座って私をみているのだ。『あ、これはケビン死んだな』と思い。いそいで、ケビンのいる会社の事務所にいった。『ケビン』と声をかけると、こちらを見る。なんだ、まだ死んでないのがと思い水を飲ませた。ゴクリと2回飲む。やれやれと思い、掃除をはじめた。社員の一人が『社長、ケビン息して無いですよ』というので、事務所に戻ると5分前まで水を飲んだケビンの呼吸は止まっていた。社員が、『社長が来るのを、ケビン待ってたんですね』といった。動物にも、心があるのだ。それも犬は心がたくさんある。老いて、寿命が来て、死んで行くのを見せてもらった。犬の一生だ。
動物は、自分で餌が取れなくなると死ぬのだ。それを、このオランウータンを見て納得した。
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