ジェットホイル

盛和塾での例会で佐渡へいった。そのとき、ジェットホイルに乗った。隣の塾生にジェットホイルの軍用の話をしたらとても受けたので、ブロクでも書こうと思う。
私は海上自衛隊に10年勤務した。そのため、多少の軍用知識はあるが、自衛隊をやめてから29年も経過するので、それほど詳しいわけではないと思う。航空情報や世界の艦船を本屋で立ち読みすることはあるが、買ってまでは読まない。その程度の知識だ。
ジェットホイルは民間の名前。正式名は、ボーイング929である。ガスタービンエンジンのウォータージェット推進、速力45ノット(83km/h)、全長27,4m、アルミニュウム合金の船体、267トン、航続距離450km,定員260名 といった性能である。

1970年海上自衛隊にいたころは、魚雷艇など小型艇の過渡期で、このボーイング929も候補に挙がっていた。この艇は、もともとベトナム戦争用に軍が開発を依頼したパトロール艇である。ところが、ベトナム戦争が終わり使い道が無くなった。それで民間用や他国の海軍にセールスをかけたのだ。実際、海上自衛隊では1993年から1995年にミサイル艇として、このボーイング929を3艇購入している。しかし、メコンデルタを想定した船なので、日本の海ではすこし小型すぎて運用がしにくいということで、スタディーモデルで終わった。その後は、1号ミサイル艇の後続としてはもう少し大型の、『はやぶさ型ミサイル艇』を採用して6隻がある。
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