HMSサスペンション

2011年7月15日から18日まで開催されたAーTEC CROSS COUNTORY RALLY 北海道4デイズ2011へ参戦した目的の一つは、RV4ワイルドグースがプロデュースしているHMSサスペンションの実証テストである。
2輪のクロスカントリーレイドラリーなので、ジムニーは正式な順位はでないが、今回はSS(スペシャルステージ)で、タイムをキチンと計測してくれたので、自分達が2輪の人とどのくらいの差があるのか分かった。真中より少し上の順位にあった。そのため、2輪の人はトップの人は別だか、半分以上はジムニーよりも遅いとは思っていない。しかし、実はジムニーが林道で速いのだという事実に驚いたというのが今回の結果なのである。

HMSサスペンションは競技を目的に造ったサスペンションではない。JB23Wのノーマルのサスが、どうもバランスが悪いので、オンロードでの乗り心地を改善するために設計した。
スプリングはトヨタの純正コイルスプリングを製造している『中央発条株式会社』、ショックは『KYB株式会社』で製造している。日本で第一級の製造メーカーである。製品の品質と性能は世界最高レベルである。そのため、2流の製造メーカーには真似のできない性能がだせる。しかし、この事実を理解している人は多くない。1流と2流では、天地ほどの差がある。
オンロードを快適にしたHMSだが、実はオフロードも高い性能をもつ。今回、同行したゼッケン100番の堂脇/森光組は、他のメーカーのサスペンションを装着していたので比較ができた。SSではHMSを装着したゼッケン101番の我々の方がタイムが、かなり速いのである。
聞いてみて、事実を比較してみると、特に上り坂でのトラクションの差がでたという。ちなみに、タイヤはどちら もダンロップのMT2でホイールは同じAPIOのワイルドボアであり限りなく同じ条件である。これは、過去3年の走行テストを含めて初めて認識した事実だった。
競技は、色々なことを教えてくれる。
- 関連記事
-
- モンスター田嶋さんのサイン
- 北海道ラリー最終SSでのHMSの働き
- HMSサスペンション
- スズキスポーツの田嶋社長が来社
- 北海道を後にする
スポンサーサイト