JB23Wにステアリングダンパーを付ける

先日、福島県の南会津を、20万キロ走行したJB23Wのベージュで二日間で781km走行した時の経験です。林道のオフロードが1割くらい、残りはオンロードなんですが、大変な目にあいました。短いツーリングでは、経験できないことだったと思います。最初は、問題なかったのですが、長距離を連続走行していくと、タイヤの温度が上がり、摩耗が早くなるのです。すると、タイヤの偏摩耗が急速に進み、バランス不良となり、ハンドルシミーが出始めるのです。最初は、だまし、だまし、走行していたのですが、帰り道では、60km/hあたりで、大きな振動が出ると、もう真っすぐ走れないくらい、タイヤが左右に振れる。ブレーキを踏んで30km/hまで減速し、そこから加速してリカバリーというのを繰り返す。舗装路で、段差があったり、荒れていると、途端にハンドルシミーが始まります。RV4のオリジナルである、ウレタン性の赤色のジャダーリペアセットが入っていても、タイヤバランスが崩れ始めれば、もうハンドルシミーを止められないのです。帰り道の400kmは、ハンドルシミーとの戦いでした。後ろから追突される危険もあり、さすがに、私も疲れました。
RV4に帰り、RV4のオリジナルのステアリングダンパー(KYB製)を装着しました。すると、ハンドルシミーはぴたりと止まりました。いや、止めましたが、正解でしょうか? これで、やれやれです。
先日、厚木から富士市まで、このJB23Wで2往復、高速道路と一般道を400km走行しましたが、ハンドルシミーは完全に止まりました。パワーステアリングの力とステアリングダンパーの保持力(減衰する力)が、丁度バランスが取れて、細かな路面の凹凸の振動がハンドルには伝わってきません。ノーマルのものとは、フィーリングはちょっと違ってきます。ハンドリングは、JB64に近似していますが、全く同じでもないです。初めての方は、この差に驚くかもしれません。しかし、適切な、ステアリングダンパーの減衰力なので、ハンドルは重くは感じません。すこし抵抗が増えたが、いい感じです。
JB23Wでハンドルシミーでお悩みの方へ
①ジャダーリペアキットを入れる。ナックル部のベアリングは新品に交換が前提です、それから
②RV4のステアリングダンパー{KYB製)を入れる。ランチョのものは、ジムニーにはよくありません。ジムニーには、サイズが大きすぎる(減衰力が合わない)のです。この2点で、ほぼ解消できるはずです。
もしこれで、解消しなければ、なにか他に重大な問題があると想定されます。その場合は、ひとつずつ、パーツを調べていくしかないです。
古いジムニーに乗るには、適切な修理、メンテが必要になってきます。JB23も最初のモデルは、すでに22年が経過してます。ジムニーは確かに丈夫ですが、適切なメンテナンスは必要です。大事にすれば、長持ちします。

フレームにブラケット、タイロッドにもブラケットを付けて、その間に、ステアリングダンパー(KYB製)を入れます。取り付けは、難しくはありませんが、正しい位置に取り付ける必要があります。

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