ポルシェ博士の作品

第二次世界大戦で、ドイツ軍は、キューベルワーゲンを正式軍用車として使った。2輪駆動だったが、リヤにLSDを装着、ホイールリダクションギヤの採用で、最低地上高は高い。モデルにより多少の違いはあるが600kgから700KGの車両重量でオフロード性能は高い。ポルシェ博士のデザインで、フォルクスワーゲンの軍用車両型といっていい車両である。

シュビムワーゲンは、世界最高傑作の水陸両用車で、4輪駆動。水上をエンジンからPTOでスクリューを回転させ浮上して動く。船なので櫂もついている。これもポルシェ博士のデザインだ。
フォルクスワーゲンビートル、キューベルワーゲン、シュビムワーゲン、ポルシェ356、いずれもポルシェ博士のデザインだが、どの車両も、目的に合わせて特化し、世界最高水準の性能をその当時もっていた。シュビムワ-ゲンは、いまだに世界一の性能だろう。ポルシェ博士のすごいところは、それも、全部、ビートルがベースだということだ。ビートルは今見ても古くない。その思想に関しては、今だどの自動車メーカーも超えていないのではないかと思う。
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