ジムニーJB23W-10型の計器

ジムニーJB23W-10型を取材のため、6日ほど借りた。運転すると、どうにも計器が見にくい。9型から、速度計がメーターパネルの右側になったことだ。回転計もスピードメーターも大きくていいのだが、前方を見るときの視線を考えると回転計は右だろうと思う。また、中央上部にあるデジタルの燃料、水温もアナログの利点である、変化を感じることができないものだし、本来、大切な計器は中央に配置して、その次に、他の計器は配置すべきだ。水温計も燃料計も、中央に配置すべきものではないだろう。大切さの順番を、考えていないのである。自動車メーカーは、どうしてこのような意味のない変更をするのか、とても残念である。デザインを変えただけで、機能自体は悪くなっている。この点、飛行機の場合は、計器をデジタルにすると操縦できなくなるので、ナビゲーションや姿勢を見る中央ディスプレイは一部には存在するが、大切な計器はすべてアナログで独立してある。人はわずかな針の動きを読み取り、それを操縦に生かすことができる能力を持っているからである。自動車のデザイナーは、航空機のメーターのことを勉強すべきだと思うのである。デザインには、意味があり、機能があるはずだが、それらを忘れているものが多すぎる。
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