アルトの発表会で見たジムニーLJ10のこと

昨年12月のスズキアルトの発表会で、初代アルトと初代ワゴンRが展示してあった。アルトもワゴンRもスズキのターニングポイントとなった車である。この二つの車の意義はとても大きい。新型アルトを見ながら、歴史を振り返ることができる。47万円のアルトを作ることは、当時とても難しかったそうだ。設計に、『45万円(最初の計画)で売りたい。』『それは無理です。』というので、修さんは『それならエンジンを取ったらどうか?』と発言。『社長がそこまでいうのなら』、と開発されたのがアルトである。歴史秘話である。その後のアルトの成功が今のスズキを作ったのである。

その横に、初代ジムニーLJ10と初代のキャリーが置いてある。アルトの発表会には似つかわしくないと思うが、ジムニーが好きな人には、ちょっといいかんじ。最近は、スズキの販売店会議のときや販売台数の資料にジムニーという言葉が無くなっているそうだ。ジムニーではなく、その他という項目になっているのだという。『それは本当ですか?』と聞きたくなる。ワゴンRやハスラーなどのたくさん売れている車は、脚光を浴びるが、販売台数の少ないものは、資料にさえでてこないという。そういうことを聞いているので、こうしてスズキのブランドを、陰で支える二つの働く車があるのを見ると、ほっとする。車にはブランドもあるんです。スズキのブランドイメージ、で最右翼に来るのがジムニーだと思うのです。ジムニーを大切に思う人は、スズキにまだいるようです。ちょっとうれしい。
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