パイパーPA18Aスーパーカブ

1月10日富士川の飛行で、パイパーPA18Aスーパーカブに搭乗させてもらう。パイロットは、大野木教官だ。後席からの、遊覧飛行だ。訓練飛行ではないので、のんびりフライトを楽しみながら撮影する。パイパーPA18Aは、1937年の基本設計、戦前の飛行機だ。この機体は、1947年に登場したその改良型だ。パイプフレーム構造で何と布張りだ。機体の外側は布にペイントを塗り、防水している。このような構造なので、機体重量は446kgしかない。軽自動車一台よりも軽い。最高速度も209km/hと遅い。スーパーカブというだけあり、どこにでも着陸できる。陸上自衛隊でも、L18Cというモデルが、偵察、連絡、着弾観測、練習機として使われていた。L機と呼ばれ土の上の演習場に、着陸する様子を何度も見たことがある。ヘリコプターがまだ一般的でない時代、このパイパーは、価値があった。着陸距離が短いので、空き地があればどこにでも降りられるのだ。
富士川上空を、飛んで、富士も見える。快晴でいいフライトでした。海上自衛隊で飛行機に乗っていたときは、飛行機は好きだったが、心から楽しいと思って、乗ったことはなかった。フライトは、厳しいものだった。それが、今は心から楽しいと思え、フライト自体を楽しめるようになった。人生は、長生きしないといけないと、パイパーの後席から思いました。




これから、この飛行場に着陸します。

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