SJ30のデザイン

新型ジムニーの映像が、インターネット上にでまわっているので、もう見た人も多いだろう。また、スズキの販売店では、テイザーズカタログもくれるようになった。新型ジムニーは、フレームがありモノコックではないし、高低2速のトランスファーもあるし、3リンクコイルスプリングのリジットアクスルも健在だ。ジムニーの思想が踏襲され、正直ほっとしているところである。
もし、次のジムニーが、モノコックボディーにでもなれば、ジムニーではなくなる。エスクードの様なことは予想された。エスクードは、フレームのあるクロカン四駆から、モノコックのSUVへ、そして一般的な乗用車のジャンルとなり、初期モデルの設計思想は途絶えたからである。
クロカン四駆としてのジムニーが継承されたのは、まずはめでたい。ジムニーがモノコックになれば、JCJ(日本ジムニークラブ)も雑誌『ジムニースーパースージー』もなくなる。また、日本はもとより、世界中のジムニーパーツのアフターメーケット市場も消滅するからだ。
しかし1981年の小栗デザインのSJ30と、新型ジムニーを比較すると、小栗デザインを越えてはいないと思う。37年前の、SJ30を見て思うのは、小栗さんというデザイナーのすごさである。小栗克彦さんは、スズキの『至宝』だったと思う。小栗さんが、新型ジムニーを見たらなんというかな?と考えている
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