新製品ダッシュトップトレイ
ニッサンサファリY60

ニッサンサファリは好きな車の一つだ。トヨタのランクル80と同じようなコイルリジットアクスルを持ち、ショートホールベースがあったからだ。日本のクロカン四駆は、世界最高性能である。これは、トヨタも日産もスズキも同じレベルでであると思う。排ガス規制で、首都圏ではディーゼルエンジンの四駆を所有することも、乗ることも法律で禁止されたので、10年ほど前に泣く泣く全部手放した。地方の人に売ったのだ。しかも、それは我々のビジネスにも大きな影響を与え、毎年、売り上げが減少した。マーケットは、1/20にシュリンクした。そのため多くの四駆を主体とするメーカー、商社が取り扱いをやめたり、倒産したりした。四駆ショップも同じで、四駆の看板を今も上げ続けているのは、数えられるほどである。そのため、一世を風靡した四輪駆動の専門誌『4X4マガジン』も廃刊となって久しい。ワイルドグースは5年前に、ジムニー専門に特化して、ジムニーのパーツメーカーと店舗の経営へとシフトしてなんとか継続している。
そのような中で、車検にいくので久しぶりでサファリへ乗った。本当によくできた車である。ランドローバーや、ベンツGも眼じゃないね。日本車は優れている。フロントのハブを見ると、オートとマニュアルの切り替えがある。このシズテムは、ニッサンのダットラ4WDが出たときに、フロントのオートハブを4X4MAG誌が、ボロクソに書いた後、日産が対策としてつくったものである。世界でも、例がない独自な方法だし、今見ても優れていると思う。ジムニーのフロントハブのトラブルで1週間くらい費やしたので、改めてた気になった。

サファリY60のフレームナンバーは、右側のフロントドアの下フレームへ打刻してあるが、実に見にくい。昼でもライトを当ててみないととてもわからない。ちなみに、VR161サファリは、エンジンルーム左側のフレームの上で、これまた見にくかった。
フロントハブ作動不良

ドライブシャフトが折れた黄色のJB23Wのドライブシャフトを交換する。それでも、フロントのタイヤが駆動しない。もしや、右側も折れたか?と分解してみるが壊れていない。元に戻して、点検するが、やはり4駆にならない。黒のJB23Wのフロントタイヤが、4駆に入れるとフロントタイヤが回転することを確認してから、黄色のハブと交換してみる。するとフロントタイヤが、回転しない。ドライブシャフトが折れたと同時に、ハブにも故障がでたようだ。ただ、目視でも触感でも壊れたことがわからない。そこで、中古だが、ジムニーショップピストンさんから送ってもらった違うハブと交換する。ところが、これでもやはり4駆にならない。ということは、ハブを作動させる負圧に問題がある?でも、パイプの漏れは見つけられない。カチカチという作動音もでる。
さすがに困った。一晩考えて、陸事に行くときに乗ってみた。往復20kmくらいだ。駆動系が温まった頃、そこで、2WD、4WDの切り替えをしてみる。すると切り返しをするとハンドルが重くなる。これは、フロントが駆動されたか?と会社に戻ったら、4柱リフトに載せてみると見事に4WDになった。2WDと4WDの作動は、ONとOFFしかないと思ったが、その中間という症状はでることがあるらしい。『なじみ』とか『勘合』の問題なのだろう。ジムニーに接して長いが、同時に二つのパーツが壊れることを初めて体験した。これだから、オートハブは危うい。競技なら迷わずに、マニュアルハブへ交換するのがいいと強く思う。

ハブを交換する。

4柱リフトで、作動を点検。4輪駆動しました。よかった。
P3C中東から帰国
コンクリートミキサー車のナンバープレート
サファリ車検と構造変更
スズキ自販湘南の新年会
ドライブシャフト交換

スノーツーリングで折れた、左側のドライブシャフトを抜き出して新品へ交換する。久しぶりの作業で、段取りも悪くて、色々と戸惑う。工具の使い方がヘタくそになっているし、目悪くてよく見えないので、手さぐりも多い。時間がかかる。ちょっと暗いと、もう見えないので常にLEDライトが必要になる。また、指や腕の力が弱くなっていて、ボルトを手で回せないので、エアーツールを多用する。エアーツールの入らないところは大変だ。ベアリングの交換する。まだ、テストしてないが、これで4WDになるはずだ。

折れたドライブシャフト。CVジョイント部分が砕けている。

良品へ交換します。若い時と違い、時間はかかりますが、分解修理することは今も楽しいです。ただ、多忙で原稿を書いた入り、取材へ行ったり、S社からの呼び出しや、毎日色々な仕事に追われて、落ち着いて整備ができないのが日常です。整備の仕事も、自分でペースを決めてできるなら、私は楽しいい仕事だと思います。
森住自動車工業を訪問
アウトドアで昼食

雪で隠れた橋をスコップで掘る。

ジムニー渡れました。

除雪作業で疲れたので、12時には昼食タイムにします。

JCJの人たちのジムニーライフです。ストーブでお湯を沸かしたりして、熱い食べ物を野外では食べます。お弁当は、腐る可能性があり、またオフロードで動いて美しくなくなるので、非常食に近いものや、カップラーメン、スパゲッテイー、ホットサンドなど、ひと手間かければ、おいしく食べられるものが多いです。

2月15日、今日の、私の昼食。鍋焼うどんに、神戸から参加の堂脇さんにチャーシューをもらったので、鍋へ投入。川崎の堀井さんに生卵をもらったので、それも追加投入。今日は、ちょっと豪華になった鍋焼きうどんでした。外で食べる食事はいいものです。健康で、食事ができて、山の中で風を感じながら、鳥の声を聴いく。幸福だな。
スノーツーリング

深く重い雪の中で、運動性能が低下する。スタックして動けない。おかしいなと思って、仲間の人に下周りをみてもらうと『フロントのプロペラシャフトが回っていないよ』と言われる。つまり、雪の中でなんと2輪駆動だ。これでは、動くこともできない。
トランスファーの故障したか?でも、ジムニーのトランスファーが壊れたのは聞いたことがない。丈夫なのだ。
フロントハブの細動が不良?これは、あり得る。配管が切れると、2WDと4WDの切り替えができなくなる。
ドライブシャフトが折れた?しかし、普通はガキーンとか、ゴキ、ボキとか結構大きな音が出るし、折れた後、動くとガリガリとか異音がでるはずだが、それもない。
故障診断ができないが、まずは、2WDでしか走行できないという事実は認めるしかない。
JA11Vのウインチ装着車両で、引いてもらう。傾斜があったり、雪が深いともう動けない。ジムニーでも4輪駆動にならないと普通の車とあまり大差がないことを認識する。今日は、もうスノーアタックには、行けないので邪魔にならないところで駐車する。

50mのロングウインチングで助けてもらう。

2輪駆動ではなんともしようがない。

トラクションを稼ぐため、タイヤの空気圧を1.4kg/m2から0.8kg/m2まで落とす。雪は、オフロードと同じである。
スノーツーリング
リーフスプリングとコイルスプリングの違い

3月9日売りのジムニースーパースージー87号の特集記事『リーフスプリングとコイルスプリングの差を知る』の取材を相模川で行った。晴天で温かい日だったが、厚木市では竜巻もあったらしい。今日は、リーフとコイルの差を、紙面で表現するので様々なシーンで撮影を行う。キャンバー走行では、リーフの踏ん張り、コイルはずり落ちることを経験。それぞれに走行していると気が付かない。2台で同じところを走行して初めて認識できる。オフロードを極めてとは思っていないが、リーフとコイルの差がこれほどあるとは、オフロード歴37年の私でも初めての認識だった。そういえば、SJ30でキャンバーを走行しても怖くないが、JB23Wだと怖いものだ。この差は、サスペンションの違いから来るのである。

JB23の方がキャンバーには弱いのである。車面からずりおちる。これは、重さの差だけではないだろう。

トレカート

名古屋市北区のジムニーショップ『トレカート』へいく。トレカートの意味は、アルファロメオの工場の前の道路の名前だとか。以前の店舗の名前を引き継いだのだそうだ。つまり、以前の人は、アルファロメオ好き。ジムニーが商売というよりは、トライアルが大好きで、ここ数年はまっているそうだ。今年のマシンは今制作中で、フロントコイル、リヤリーフのモデルだそうだ。たくさんのトライアルで優勝したトロフィーや楯がある。どんな競技でも1位になるには偶然ではなれない。技量のほかに、作戦が必要だ。その競技に対する考え方も重要である。代表の中村さんのことを見ていて思いを巡らす。

トレカートの中村さん。

SJ10Vがある。ジムニー好きらしい。

ジープのグリルの優勝の楯。いいね、これ。

制作中のマシン。

ショウワガレージ
マキシスタイヤのスタッドレスタイヤ
シートアンカーフック制作中
シートアンカーフック制作中

あるとき、JA11Cのリヤシートを外して、オフロードのレスキューギヤを満載にしたコンテナケースを積んで、オフロードにいった。ところが、そのコンテナが移動して、ガタガタ音が出てどうも調子がわるい。今までは、リヤシートがあったので、リヤシートとリヤゲートの間にコンテナケースを挟み込んで、移動するのを止めていたのだ。ところが、リヤシートを外すと、動いてしまう。しかし、荷台のアンカーフックは、ノーマル状態ではついてない。ロールバーにタイダウンベルトを巻いて工夫したりしたが、確実に固定できない。
そこで、『ボディーに穴あけをしなくてもアンカーフックが取り付けられないか?』と考えて試作してみた。ジムニー、JA11でもJB23Wでも同じだが、シートレールの固定ボルトに共締めする製品名『シートアンカーフック』を制作中だ。使用してみるといいかんじ。不具合は無いので、さっそく、量産して販売に移ろうと思う。自分の欲しいものを作るのが、ワイルドグースのポリシーです。
厚木シロコロホルモン
JB43Wリヤアクスル修理
サイドウインカーガード

JB23W用にサイドウインカーガードを以前試作した。同じような製品が、とても安く売られているので、社員の反対で発売は中止した。しかし、オフロード走行、とくに『藪かき』をするとこのウインカーレンズが取れる。以前のジムニーはボルトで固定されていたので、傷がつくことはあっても、外れてなくなることは無かった。しかし、今のジムニーはコストダウンでスズキのアルトやワゴンRなどのと共通になり、ボディーにはめ込むだけ。だから、激しいオフロード走行をすると外れるのである。最近、2回も続けてウインカーレンズを無くしたので、試作品を取り出して装着した。これで、オフロードでのウインカーレンズの外れは大幅に減少すると思う。
ピントルリアバンパー用のトレーラーヒッチ改良

ピントルリアバンパー用のトレーラーヒッチ改良版を、クロカン用にワンオフで作ってみた。トレーラーの牽引のときは、いいのだが、ひどい状態でスタックした車両を、このトレーラーヒッチで引く場合、力学的にどうも不安だ。そこで、非常用に、直接牽引できる構造にしたものである。ピントルフックの取り付けのところに、直接引けるブラケットをボルトオンした。トレーラーヒッチと共締めだ。通常は、カンカン音がでるのでUシャックルは取り付けないが、エマージェンシーの時には、そこへUシャックルを取り付ける。引いても曲がらない。曲がるときは、ジムニーのフレームがもげる?くらい丈夫です。

最適なDA(デパーチャーナングル)になりました。いいでしょう?
