鈴木修会長からの手紙

自分の本を出版すると友人や知人に進呈する。仕事の関係もあるし、親友もいる。しかし、礼状をくれる人はめったにいない。先日もインドネシア駐在で一緒に働いたことのある、日産の志賀さんへ私の本を送ったが、無しのつぶてだ。まあ、当然かな?とも思う。今は、私と彼とでは立場が違う。
ところが、本を贈ると毎回、礼状をくれる人がいる。それも本当にここ20年間くらい毎回だ。それは、スズキ(株)の鈴木修会長だ。いつもの見慣れた封筒なので、この手紙が来るとすぐわかる。しかも、手紙には本の講評も書いてあるのだ。どうも読んでくれているようだ。
私の友人には、自動車ディーラーを経営している人や、自動車のパーツを製造している人が多数いる。その人たちの幾人かは、『仕事の8割はトヨタ、スズキ2割。でも心はスズキだ。』と明言する。修さんから手紙をもらうと、『なるほどな』と、彼らのその言葉に、私も納得するのである。
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