トヨタミライをテストドライブ

カマドの小林社長からトヨタミライを借りて、運転させてもらった。室内は、レクサスを思わせるデザインで、かなり共通部品が使われている。FRのレクサスと同じ作りで、センタートンネルが大きく張り出しており、運転席はFF車のように床はつながっていない。エンジンはないので、振動は皆無。アクセルを踏むと、スムーズでかつ速い。サスペンションの動きもよく、乗り心地はエンジン振動のないレクサスに限りなく近い。前後の重量バランスは50:50である。重心も低く感じる。コーナリングも、素晴らしく安定している。静粛である。一番、大きい騒音は路面からのタイヤノイズだと思う。
ホンダのFCVにも東京モーターショーで乗せてもらったことがあるが、車格は一段低い感じと思う。ミライは高級車であると強く感じる作りである。航続距離は、カタログ値では850kmだそうだが、小林さんが使って見ると、その7掛けくらいだという。つまり600kmくらい。現在は電気自動車の話題が多いが、それは欧州諸国がディーゼルエンジンの開発で日本に負けたからだ。エンジンでだめなので、電気での勝負なら日本車に勝てるだろうと踏んでいるのだろう。
しかし、このミライにのると、自動車の未来は充電する電気自動車ではなく、水素発電する電気自動車であると思わざるを得ない。ミライに乗ってみると、優れているところは数々あるが、欠点が見つからないのだ。強いて言えば、水素ステーションがまだ少ない事だけだろう。2代目のミライはすごい車です。よい体験をさせてもらった。
セスナ172でフライト
トヨタミライ
西風さんのバイク
パイパーPA18Aスーパーカブ

1月10日富士川の飛行で、パイパーPA18Aスーパーカブに搭乗させてもらう。パイロットは、大野木教官だ。後席からの、遊覧飛行だ。訓練飛行ではないので、のんびりフライトを楽しみながら撮影する。パイパーPA18Aは、1937年の基本設計、戦前の飛行機だ。この機体は、1947年に登場したその改良型だ。パイプフレーム構造で何と布張りだ。機体の外側は布にペイントを塗り、防水している。このような構造なので、機体重量は446kgしかない。軽自動車一台よりも軽い。最高速度も209km/hと遅い。スーパーカブというだけあり、どこにでも着陸できる。陸上自衛隊でも、L18Cというモデルが、偵察、連絡、着弾観測、練習機として使われていた。L機と呼ばれ土の上の演習場に、着陸する様子を何度も見たことがある。ヘリコプターがまだ一般的でない時代、このパイパーは、価値があった。着陸距離が短いので、空き地があればどこにでも降りられるのだ。
富士川上空を、飛んで、富士も見える。快晴でいいフライトでした。海上自衛隊で飛行機に乗っていたときは、飛行機は好きだったが、心から楽しいと思って、乗ったことはなかった。フライトは、厳しいものだった。それが、今は心から楽しいと思え、フライト自体を楽しめるようになった。人生は、長生きしないといけないと、パイパーの後席から思いました。




これから、この飛行場に着陸します。
