キネティックロープ

ブロンコでの走行会での出来事。タイヤにのりあげたジムニー、バンジーロープやソフトカーロープで引いてもスタックから抜け出せない。それをキネティックロープに交換して引くと、あれよあれよ、と抜け出せるのだ。引き方もスピードも同じ。ロープを交換しただけだ。けん引ロープとしては、長年使用されているキネティックロープの優れた能力は、多くの人には知られていないように思う。
バンジーロープやソフトカーロープよりもキネティックは伸縮性があるため、引いているときに限界まで引くと、ロープが伸びた後、縮むように相手をひき、継続したような感じのけん引になる。言い換えると、常に適正なテンションを保つような動きをする。この感じは、他のロープには例を見ないもので、キネティックロープの持つ特徴である。このため、ウインチの先端部にキネティクロープをいれて引くと、常にちょうどいいテンションを保持してくれて、車両の引き上げ時にウインチワイヤーの動きをスムーズにしてくれる大きなメリットがある。これはウインチワイヤーの代わりに使うロープでも同じである。
キネティックロ-プは、イギリス海軍でも海上自衛隊でも、船の係留にはこのキネティックロープを使用しているが、それは船と岸壁の距離を常に適正に保つためである。tps://www.rv4wildgoose.com/parts/rescue/sling_rope/rg-3009.html



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クロカン用のグローブ

オフロードのドライビングやクロカンでのレスキュー作業では、手袋は必需品だ。競技でもグローブをするのは、怪我を防ぐためでもあるが、正確なドライビングができるからだ。左は、オーストリアのチェンソーメーカー『ファナー』が出している『グラブテクニック』と名前の手袋。2500円とちょっと高いが、人差し指の動きがいいし、山羊の皮の感触がよい。社長が、ダニエル・山田といってどうも日系らしい人で、親近感もわく。中央は、日本製のスワニーの手袋。もう、20年使用している。糸が切れて、2回くらい修理して今も使っている。6000円くらいしたと思う。皮が厚いので、冬はこれを使う。右は、ワークスホームの合成繊維の手袋400円くらい。軽くて感触がよく、滑らないし、指も動くので気にいっているが、半年で摩耗する。グローブはいつも持っているし、ジムニーには必ず1つ以上搭載している。自分の好きなグローブを見つけることは、オフロードのドライビングテクニックの向上につながります。また、クロカンで手や指を保護してくれます。グローブは大切ですよ。
キネテックロープ

船を係留するときに使うロープが、キネティックロープだ。世界中の船で使われていて、その数は膨大である。キネティックロープが使われるには、理由がある。少しだが伸びる。アンカーにロープを結ぶ時に結びやすいし、岸壁に船を係留するときに其の伸び、縮みがいい感じだからだ。また、塩水、太陽にも強いので取り扱いが容易である。

英国では、海軍の伝統か、オフロードでもこのキネティックロープを使うのが普通だ。ランドローバーには、必ずといっていいほど、このキネティックロープが積んである。ワイルドグースでも、販売しているが、あまり売れていない。キネティックロープよりも安い、伸縮性の牽引ロープの人気に押されているからだ。しかし、キネティックロープは、伸び方が絶妙で、素人でも安全に牽引ができるし、玄人にもその感覚が評価されていて、面白いロープです。