オロードスクール開催
12月2日オフロードスクール
ATの左足ブレーキのこと

ジムニーJA64・74のAT用のペダルを作りました。(#AT車用ペダルセット)ブレーキペダルについて記します。
当社でのオフロードスクールでは、AT車は左足ブレーキを教えています。しかし、ノーマル状態のATのブレーキがどうも踏みにくい。これは、ほとんどの自動車メーカーが、ドライバーが右足でアクセルペダルとブレーキペダルを踏むと想定しているために、アクセルペダルとブレーキペダルに意図的に段差をつくり、ブレーキとアクセルの踏み間違いが起きないようにしているためです。このため、右足でアクセルを踏み、ブレーキに踏みかえる時には、右足はブレーキペダルの高さまで上げないといけません。この段差は、アクセルペダルを離してからそのままブレーキペダルに右足をスライとさせてみると、足がぶつかるので、高さの差を体験できます。
ところが左足ブレーキという方法があるのです。ATでも、左足も右足も操作に使うのです。オフロード走行では、AT車両に、MT車と同じ機動性能を求めるならば、この左足ブレーキが必要です。助走がとれない場所で、MT車と同じように段差にアプローチすると、MT車は登れるのにATは登れない場合があるのです。これは瞬発力の違いです。MTはクラッチをつなげば、エンジンの出力はほぼ100%近く伝わります。そのため瞬発力が高いのです。しかし、ATにはトルクコンバーターがあるため、低いエンジン回転では1割くらいあるいは限りなくゼロで駆動は、タイヤに伝わっていない。ATでMTのように段差を超えるには、まず、ATのブレーキを踏む、次にアクセルを踏んで車が動き出したら、そのときブレーキを一瞬で離しつつ、同時にアクセルを全開に踏みます。このような、ドライビングテクニックを使わないと、ATとMTは同じようには走れないのです。
しかし、このATのブレーキペダルが、左足で踏みにくいのです。これはジムニーに限らず、ほとんどすべての自動車に当てはまると思います。そこで、アクセルペダルを作るのだから、ブレーキペダルもいろいろと考えてみました。すると、まず左足のフットレスとから左足がブレーキに届くまでが遠いのです。そこで、ノーマルのブレーキペダルよりも大きくしました。そして、足に当たらないように下側の角を丸くしました。滑らないように、丸型と楕円の穴を複合で混ぜてバーリングであけ、靴との摩擦を適切にしました。丸穴と楕円では摩擦係数が違うのです。丸と楕円を組み合わせるといい踏み心地になります。滑りにくく、足をしっかりとホールドしてくれる。これは踏めばわかります。これにより、左足がブレーキが踏みやすいブレーキカバーでできました。同時に、右足アクセル、右足ブレーキも、問題なく踏むことができます。いや、ノーマルよりは踏みやすくなったと思います。
オフロードスクールで、ATとMTの違いを話すと、最近の自動車教習所では、最初からオンロードでも左足ブレーキを教えるところがあるそうです。AT車で左足ブレーキを使えば、暴走は100%なくせるからでしょう。しかし、あまりATのペダルについての論議は無いようです。問題かなと思います。調べると、日本で唯一だったので現在、特許を申請しました。
ジムニーJB64・74用の#AT車用ペダルセット

#AT車用ペダルセットのアクセルペダルカバーの事;2018年7月に新型ジムニーJB64・74が登場して乗ってみた。すると、どうもアクセルペダルが踏みにくいと感じた。そこで、他社の製品を調べてみると、ノーマルよりはいいのだが、どうも今一つと感じた。そこで、ペダルについて観察を始めた。最初に気がついいたのは、JB64/74のアクセルペダルは、細く長くて踏みにくい。私の経験では、ジープタイプの車両は、オフロードで飛び跳ねるのでペダル、特にアクセルペダルは大きい面積がある方が操作がしやすい。姿勢により足の先端や、土踏まず、踵と踏む場所も変えられる。また、アフターで販売されているペダルカバーには中央で九の字に折れ曲がっているデザインのものもあるが、これは曲がったところが変に飛び出た感じで、ペダルを踏むと。足の一部しかペダルにかからず、足とペダルが離れていて、どうも操作がしにくい。一般的に、サイズは、小さいものよりも少し大きい面積の方が踏みやすい。しかし、あまり大きすぎると、踏み間違いが出る。 そのようなことから、アクセルペダルを誤操作しないまで、なるべくサイズ(面積)を大きくし、表面は凸凹は無し。つるつるさせ、靴とペダルで、適度な滑りがでるものとした。また、アクセルペダルカバーには均等に、緩やかなのカーブを描く形状を採用した。足で踏んだ時の自由度が増す。すると、実に踏みやすいのだ。自分の足の延長のような感じになる。それに気が付いたので、途中でデザイナーの難波治さんにお願いをして、足形、それも指付きの、アクセルカバーデザインとした。このアクセルカバー、形は面白くしたのですが、機能がきちんと盛り込まれて設計されています。ノーマル状態のアクセルペダルとは、異次元だと思います。格段に、アクセルが踏みやすくなり、長時間の運転で疲れにくくなります。ユーザーがドリルで穴開けしなくても取り付けれられるように、コストは上がりましたが、ボルトとナットで確実に、遊びなく、だれでも簡単にDIYで取付ができます。お試しあれ。取付にはプラスドライバーは必要です。しっかり閉めれば大丈夫。ジムニーでの走行が楽しくなること受けあいです。
2023年11月18日第38回ジムニーカーニバル
2023年11月18日第38回ジムニーカーニバルが浜松市の秋葉キャンプ場で開催された。全国からジムニー440台、580人が集まった。今年は、すごい風でテントが飛んだりしてたいへんでした。札幌でジムニーのタイヤが整備不良で外れた事件があり、ジムニーカーニバル会場にも警察が来ました。任務とはいえお疲れさまでした。JCJでは、1982年当時から違法な改造は禁止、JCJのあつまりには来ないでくれといい続けています。しかし、それでもオーバーフェンダーからはみ出たタイヤのジムニーユーザーがいて、お帰り願いました。これからしばらくは、ジムニーが悪物にならないようにJCJメンバーと心を合わせて対処したと思います。13時からの開会式のあと、40年継続会員の表彰を行いました。今年は7名がいました。



















